学ぶ
橋下徹さん更新日:2017/10/19

こんにちは。高澤です。
台風接近中ですね~ 東寄りに進む予想なので直撃という感じではなさそうですが、何事もなく過ぎ去ってほしいですね。
また久しぶりのブログなのですが、
昨日は友人に誘われて沖縄商工会議所青年部主催の橋下徹さんの講演会に行ってきました。
仕事が終わって19時開演まで少し時間があったので、お茶して行ったらあまりの人の多さに全然車がとめれず(涙)
グルグルして遠い有料駐車場にとめる羽目になってしまいました。
余裕をもっていくって大事ですね。
それにしても思った以上の人の多さに驚きました。
橋下さんはメディアの露出も多いですし、関心を持った方もたくさんいたんでしょうね。
冒頭にご自身の大阪府知事時代の実績について表を出してお話されていたのですが、確実に実績を残されていて、
きちんと数字で証明されていて、今更ですが有言実行されている本当にすごい方なんだなと思いました。
肝心の講演の内容ですが、色々あったのですが主としては『沖縄県の可能性』についてのお話でした。
(パンフレットにもチケットにもでかでかと書かれてますが)
私が内容を話すと、下手くそすぎて、ちゃらんぽらんになってしまいそうで
橋下さんに申し訳ないので詳しい内容は控えますね…
ただ、講演中シンガポールを取り上げられていて、シンガポールの魅力に圧倒されました。
私の知ってるシンガポールといえば『マーライオン』とSMAPのsoftbankのCMで知った『マリーナベイサンズ』くらいの、浅いにも程があるといわれても仕方ない2ヶ所のみ。
近代的すぎるチャンギ国際空港はじめ、お食事しながら夜景を楽しめる凄すぎる観覧車やF1グランプリ、
チャイナタウンにインド人街、アラブストリートに美術館や博物館、
ユニバーサルスタジオシンガポールなどなど
田舎暮らしの私にはギラギラした景色が眩しすぎて圧倒されてしまいました。
節電という言葉を微塵も感じさせないギラギラ感… 行きたい欲を掻き立てられますねー
とにかく、橋下さんが話されていた内容すべてが本当に勉強に、参考になりました。
沖縄の現状、沖縄の未来、どういう考えも持って、どこを目指して、どう動いていけばいいのか
橋下さんの考えを、橋下さんらしい伝え方で、私みたいな人間にも分かりやすいように話されてました。
たくさん共感できる部分もあり、やっぱり沖縄って可能性に溢れているなと感じました。
で、じゃあどうするの?
ってことになりますよね。
言葉でいうのは本当に簡単ですよね。
どう行動に移すかが大事です。
小さなことからでも、恐れず進む勇気を頂きました。
そして、最後に橋下さんが、沖縄戦で沖縄根拠地司令官を務め、
豊見城の海軍壕で自決した『大田実』さんが自決前に海軍次官に宛てた電報をとりあげてました。
以下、Wikipediaより抜粋します。
原文
発 沖縄根拠地隊司令官
宛 海軍次官
左ノ電□□次官ニ御通報方取計ヲ得度
沖縄県民ノ実情ニ関シテハ県知事ヨリ報告セラルベキモ県ニハ既ニ通信力ナク三二軍司令部又通信ノ余力ナシト認メラルルニ付本職県知事ノ依頼ヲ受ケタルニ非ザレドモ現状ヲ看過スルニ忍ビズ之ニ代ツテ緊急御通知申上グ
沖縄島ニ敵攻略ヲ開始以来陸海軍方面防衛戦闘ニ専念シ県民ニ関シテハ殆ド顧ミルニ暇ナカリキ
然レドモ本職ノ知レル範囲ニ於テハ県民ハ青壮年ノ全部ヲ防衛召集ニ捧ゲ残ル老幼婦女子ノミガ相次グ砲爆撃ニ家屋ト家財ノ全部ヲ焼却セラレ僅ニ身ヲ以テ軍ノ作戦ニ差支ナキ場所ノ小防空壕ニ避難尚砲爆撃ノガレ□中風雨ニ曝サレツツ乏シキ生活ニ甘ンジアリタリ
而モ若キ婦人ハ卒先軍ニ身ヲ捧ゲ看護婦烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身切込隊スラ申出ルモノアリ
所詮敵来リナバ老人子供ハ殺サルベク婦女子ハ後方ニ運ビ去ラレテ毒牙ニ供セラルベシトテ親子生別レ娘ヲ軍衛門ニ捨ツル親アリ
看護婦ニ至リテハ軍移動ニ際シ衛生兵既ニ出発シ身寄無キ重傷者ヲ助ケテ敢テ真面目ニシテ一時ノ感情ニ馳セラレタルモノトハ思ハレズ
更ニ軍ニ於テ作戦ノ大転換アルヤ夜ノ中ニ遥ニ遠隔地方ノ住居地区ヲ指定セラレ輸送力皆無ノ者黙々トシテ雨中ヲ移動スルアリ
是ヲ要スルニ陸海軍部隊沖縄ニ進駐以来終止一貫勤労奉仕物資節約ヲ強要セラレツツ(一部ハ兎角ノ悪評ナキニシモアラザルモ)只々日本人トシテノ御奉公ノ護ヲ胸ニ抱キツツ遂ニ□□□□与ヘ□コトナクシテ本戦闘ノ末期ト沖縄島ハ実情形□一木一草焦土ト化セン
糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ
沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ
現代語訳
沖縄県民の実情に関して、権限上は県知事が報告すべき事項であるが、県はすでに通信手段を失っており、第32軍司令部もまたそのような余裕はないと思われる。県知事から海軍司令部宛に依頼があったわけではないが、現状をこのまま見過ごすことはとてもできないので、知事に代わって緊急にお知らせ申し上げる。
沖縄本島に敵が攻撃を開始して以降、陸海軍は防衛戦に専念し、県民のことに関してはほとんど顧みることができなかった。にも関わらず、私が知る限り、県民は青年・壮年が全員残らず防衛召集に進んで応募した。残された老人・子供・女は頼る者がなくなったため自分達だけで、しかも相次ぐ敵の砲爆撃に家屋と財産を全て焼かれてしまってただ着の身着のままで、軍の作戦の邪魔にならないような場所の狭い防空壕に避難し、辛うじて砲爆撃を避けつつも風雨に曝されながら窮乏した生活に甘んじ続けている。
しかも若い女性は率先して軍に身を捧げ、看護婦や炊事婦はもちろん、砲弾運び、挺身斬り込み隊にすら申し出る者までいる。
どうせ敵が来たら、老人子供は殺されるだろうし、女は敵の領土に連れ去られて毒牙にかけられるのだろうからと、生きながらに離別を決意し、娘を軍営の門のところに捨てる親もある。
看護婦に至っては、軍の移動の際に衛生兵が置き去りにした頼れる者のない重傷者の看護を続けている。その様子は非常に真面目で、とても一時の感情に駆られただけとは思えない。
さらに、軍の作戦が大きく変わると、その夜の内に遥かに遠く離れた地域へ移転することを命じられ、輸送手段を持たない人達は文句も言わず雨の中を歩いて移動している。
つまるところ、陸海軍の部隊が沖縄に進駐して以来、終始一貫して勤労奉仕や物資節約を強要されたにもかかわらず、(一部に悪評が無いわけではないが、)ただひたすら日本人としてのご奉公の念を胸に抱きつつ、遂に‥‥(判読不能)与えることがないまま、沖縄島はこの戦闘の結末と運命を共にして草木の一本も残らないほどの焦土と化そうとしている。
沖縄県民はこのように戦い抜いた。
県民に対し、後程、特別のご配慮を頂きたくお願いする。
お恥ずかしながら、沖縄県民であるのに、初めてこの電報を拝見したのですが、講演中思わず泣いてしまいました。
自分さえ良ければ。ではなく、
世界中の1人1人がもっと思いやりを持って互いに接することができれば平和な世界になるのに。
子供たちの未来が明るい日々であるように願います。
たくさん得るものがあったいい講演会でした。
人生の先輩の話を聞いたり、本を読んで考えを知ることってお金には代えられないものがありますね。
いつも私の重い腰を蹴り上げてくれるステキな友人の存在に感謝します!!
午後も頑張っていきましょう~♪
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